2026/03/03 18:36

コーヒー選びが楽しくなる「精製」のお話

みなさん、こんにちは。 QC COFFEEの ようへいです。

コーヒー豆のパッケージに書いてある「エチオピア」や「ブラジル」といった国名。

実はその横に、味を決定づける「もう一つの重要な言葉」が隠れているのをご存知でしょうか?それが、「Process(精製)」です。

「コーヒーの味の違いがイマイチわからない…」 そんな方にこそ知ってほしい、コーヒーの個性を決める魔法の工程。 今回は「スマトラ式」についてザックリですがお話します。


スマトラ式は別名Wet Hullingやインドネシア語では “Giling Basah(ギリン・バサ)” とも呼ばれます。

簡単に説明すると半乾きの状態で殻をむいてから乾燥させる精製方法。

そのため、酸味が穏やかで、コクが強く、重厚な味わいになりやすいのが特徴です。

1.スマトラ式精製の工程

①果肉除去

収穫されたコーヒーの実は水を使用せず機械で果肉除去する。

②乾燥1

ネバネバ(ミューシレージ)が多少ついたまま、約半日天日乾燥する。

③脱穀

水分を含んだまま脱穀(パーチメント除去)し、生豆を取り出す。

④乾燥2

再度乾燥させる。

2.他の精製とはどこが違うの?

・ナチュラル=果肉ごと乾燥。

・ウォッシュド=果肉を取って洗ってから乾燥。

・スマトラ式(ウェットハル)=半乾きのまま殻をむいてから乾燥。

3.スマトラ式の味わいは?

半乾き(高水分)の段階で脱殻するため、 豆の細胞構造にダメージが入りやすく、 結果として輪郭が丸く、複雑で重たい味になりやすい。

4.今日から使える「選び方のヒント」

コーヒー選びで迷ったら、 まずはこう考えてみてください。

✔ すっきり飲みたいなら → ウォッシュト

✔ 甘さや果実感を楽しみたいなら → ナチュラル

✔ コクと深みを楽しみたいなら → スマトラ式(Wet Hulling)

スマトラ式は、コクと深みを楽しみたいときに向くコーヒー。

酸味は控えめで、重厚でビターな味わい。 夜のリラックスタイムや、食後にゆっくり飲む一杯におすすめ。

5.最後に

“なんとなく選ぶ”から “理由があって選ぶ”へ。

それだけで、 コーヒーはもっと楽しくなります。