2026/03/05 18:14


コーヒー選びが楽しくなる「精製」のお話

みなさん、こんにちは。 QC COFFEEの ようへいです。

コーヒー豆のパッケージに書いてある「エチオピア」や「コスタリカ」といった国名。

実はその横に、味を決定づける「もう一つの重要な言葉」があります。 それが、「Process(精製)」です。

「コーヒーの味の違いがイマイチわからない…」 そんな方にこそ知ってほしい、コーヒーの個性を決める工程。

今回は「ハニープロセス」について、ザックリですがお話します。


ハニープロセスは、果肉を取り除いたあと、 ネバネバした粘液質(ミューシレージ)をあえて残したまま乾燥させる精製方法。

見た目がハチミツのように見えることから、 「ハニー」と呼ばれていますが、蜂蜜を加えているわけではありません。

1.ハニープロセス精製の工程

①果肉除去

収穫されたコーヒーチェリーの皮と果肉を取り除く。

②乾燥

ネバネバ(ミューシレージ)を、あえて残した状態にし、そのまま天日乾燥。

※ミューシレージ残存量によってホワイト/イエロー/レッド/ブラックハニーなどに分類される。

③脱穀

パーチメントを除去する。

2.他の精製とはどこが違うの?

・ナチュラル=果肉ごと乾燥。

・ウォッシュド=果肉を取り、発酵・水洗してから乾燥。

・ハニープロセス=果肉を取り、粘液質を残して乾燥。

※スマトラ式(Wet Hulling)との決定的な違いは?

⇒脱穀タイミングがまったく違うのです。

▶スマトラ式

(水分30〜40%)の状態で脱穀 ・その後、むき出しの状態で再乾燥

という工程を取ります。

▶ハニープロセス

完全乾燥後に脱穀

3.ハニープロセスの味わいは?

ミューシレージに含まれる糖分の影響で、 甘さや丸みが出やすいのが特徴。

✔ やわらかい酸味

✔ キャラメルのような甘さ

✔ なめらかな口当たり

華やかさと落ち着きが共存する、 バランス型の味わいになりやすい精製です。

4.今日から使える「選び方のヒント」

コーヒー選びで迷ったら、まずはこう考えてみてください。

✔ すっきり飲みたいなら → ウォッシュド

✔ 果実感を楽しみたいなら → ナチュラル

✔コクと深みを楽しみたいなら → スマトラ式(Wet Hulling)

✔ 甘さとバランスを楽しみたいなら → ハニープロセス

ハニープロセスは、 「酸味は欲しいけど、尖りすぎは苦手」 そんな方にぴったり。

午後のひと息や、ゆっくり味わう休日の一杯におすすめです。

5.最後に

“なんとなく選ぶ”から “甘さを求めて選ぶ”へ。

精製を知るだけで、 コーヒーは一気に立体的になります。

次に豆を選ぶとき、 ぜひ「Process」の欄を見てみてください。

それだけで、コーヒーはもっと楽しくなります。