こんにちは、QC COFFEEのようへいです。
前回のメルマガでは、コーヒー生豆に書かれている 「G1」などのエチオピア産の等級の意味について解説しました。
今回はその続きとして、パナマの等級に絞ってお話しします。
1.パナマの等級は「標高」で決まります
パナマのコーヒーは、主に栽培された標高によってグレードが分けられています。
✅ SHB(Strictly Hard Bean):約1,350m以上
✅ HB(Hard Bean):約1,050〜1,350m
✅ EPW:約900〜1,050m
つまり「SHB」と書かれていれば、 高地でゆっくり育った密度の高い豆という意味になります。
2.なぜ標高が高いほど評価が高いのか
標高が高い地域は昼夜の寒暖差が大きく、コーヒーの実がゆっくり成熟します。
その結果
✅ 豆の密度が高くなる
✅ 酸味と甘さが複雑になる
✅ 風味が凝縮される
という傾向があり、品質が高いと評価されやすくなります。
これはパナマに限らず、中米の多くの国で共通している考え方です。
3.パナマコーヒーの特徴は
華やかな香りと透明感のある味わいです。 ジャスミンのようなフローラルな香りや柑橘系の明るい酸味が出やすく、全体的に雑味が少なくクリーンな後味が続きます。
これは、高標高で昼夜の寒暖差が大きい環境により、コーヒーチェリーがゆっくり成熟することで、豆の密度が高くなり、風味が凝縮されるためです。
そのためパナマは、繊細で上品な味わいのコーヒーが生まれやすい産地として評価されています。
4.では、なぜパナマは特別扱いされるのか
パナマは世界的な品評会 Best of Panamaの影響で、スペシャルティコーヒーの中でも特に注目される産地になりました。
この大会では、毎年世界最高レベルのスコアが記録されており、 ゲイシャ種は過去に史上最高点クラスの評価を何度も獲得しています。
そのため「パナマ=高品質」というイメージが市場に定着しました。
5.ただし、等級だけでは味は決まりません
ここが重要なポイントです。
同じSHBでも、実際の味は
✅ 品種(ゲイシャ、カトゥアイなど)
✅ 精選方法
✅ 焙煎
で大きく変わります。
つまり等級は“ヒント”であって、答えではありません。
6.実際に飲んでみないと分からない理由
コーヒーはワインと同じで、同じ国・同じ標高でも
✅ 農園
✅ 区画
✅ 年
で味がまったく変わります。
ラベルの情報だけで選ぶより、 少量で試して、自分の舌で判断するのが一番確実です。
現在、QC COFFEEでは パナマ産のスペシャルティコーヒーを少量から購入できる形で販売しています。
「パナマって実際どんな味?」
「ゲイシャ試してみたい」


